メインテーマ・第2幕

山行&夕飲み C 蓑毛〜大倉 2022/12/04
05:51 とにかく「曇り」の天気予報。晴れないし、降らない。ならば決行する。夜明け前、12℃も あ る気温でした。


06:17 丁度良い時間のバスが無きゃ、2.5qくらい走る。ペットの水買って、自撮り写真なんか 撮 ってたら、06:18の電車に乗り遅れてしまった。


07:08 一本後の電車だと、秦野駅でのバス乗り継ぎが忙しい。07:10 発の蓑毛行きだ。「表尾  根」の縦走登山なら、「ヤビツ峠」行きがベストだが、平日は08:25 発。これじゃ、遅すぎる。なら  ば、今のオイラなら「蓑毛」から「ヤビツ峠」まで歩く。
 さて、今回縦走する表尾根だが、我が生活圏の座間・相模原・大和からは臨めない。バスに乗  車した秦野駅からも見づらいので、一番の眺めは渋沢駅だ。前に撮った、晴れた日の渋沢駅か  らの画像をアップした。矢印右から「ニノ塔」「三ノ塔」そして「塔ノ岳」だ。この区間が「丹沢表尾  根」である。因みに、誤解する輩も多いみたいで、「縦走」と言っても、登山道を走り抜ける訳で は ありません。「走」という漢字には様々な意味があるので、くれぐれも。




07:29 仕方ないけど、ここから「ヤビツ峠」まで柏木林道を登ります。林道って名が付きますが、  そんな立派じゃありません。普通の登山道です。


07:34 バス停から徒歩5分で分岐です。右手は「蓑毛越」経由で大山です。


08:32 1時間歩いて「ヤビツ峠」。レストハウス「丹沢MON」が出来ていた。




 休日並みに朝早いバスがあれば、3.4q・1時間も歩く必要が無かったのにネ。丁度、今頃バス  は秦野駅を出た頃で、そのバスが到着するのは 09:13。45分ほどの節約ですが、面白い事に 柏 木林道は 3.4q 足らずですが、バス道だと7.4q です。


 ここからが本来の登山開始地点ですが、もう既に2.5q の朝ラン+ 3.4q の登山済みです。こ の 日初めて口にする缶コーヒーとBCAA で、縦走に備えます。首切れ自撮りでスミマセン。そし て、 今回のコスチュームですが、勿論普段着です。万一の雨に備えて、半袖・半ズボンは避けま した が、山行専用のウエアーなんて、靴しか持っていません。格好から入った輩は、遠慮なく声 もかけ ずに普段着で抜き去ります。


08:57 最初の1.6q は登山道まで林道歩きです。この道、宮ヶ瀬まで通行止めで通じていない そ うです。オイラが初めて表尾根を歩いた14〜15年前は、このT字路に茶屋か何かありました。


08:58 やっと、登山道の始まりです。霧雨降り出したよ、雨具持ってないよ。


09:44 「ニノ塔」の山頂に出る藪のトンネルが好きだったのですが、5年ぶりで木の階段が出来  てる! ウーン、表尾根や主脈は至れり尽くせりの大サービス、一方の相模原市内のマイナー な 登山道は荒れ放題。ともあれ、登山道から45分で1つ目のピークをクリアーしました。




09:57 そう、5年前の表尾根縦走は、今回と逆のコースでした。霧雨でホワイト・アウト状態。 

10:02 ワンゲル以来で登山を再開して初めて訪れた表尾根。その景色の素晴らしさで丹沢の 虜 になりました。表尾根と主脈はアルプスにも負けません。が、今回は視界全く無し。「三ノ塔」 から 表尾根を見守るお地蔵さんですが、このショットは何十万枚ってアップされている事でしょう ね。通 る人皆撮ってます。と、いうことで5年前に逆コースを歩いた時に、振り返って撮った感じの 画像を 添付しておきます。定期的に、どなたかが着せ替えてくれています。
 この地蔵の背後に、「ヨモギ平」経由でボスコ・オートキャンプ場に向かうバリエーション・ルート  がありましたが、閉ざされていました。行ける内に行っておいて良かったな! 登山ブームはま だ 続いていると思いますが、マイナー・ルートは荒れ放題です。




10:20 視界が無いって良いのかな? 目前に立ちはだかるピークが見えないので、苦無く、あ っ けなく、3つ目のピークは「烏尾山」。トリオヤマではなく「カラスオヤマ」です。コンデジだと画角 が 狭くて、スマホの超広角で撮りました。コンデジでも 24o の画角で、充分に広角なんだけど ね え、昨今のスマホ・カメラには叶わないんですねえ。
 予定では、ここでプロテイン・バー食って、行動食のハンバーガーは「新大日」でしたが、簡単 に 登り過ぎているので、ここで行動食摂りました。プロテイン・バーは次回の山行に持ち越ししま し た。






10:49 4つ目のピークは「行者ヶ岳」。「塔ノ岳」まで 2.3q と、楽勝ムードです。


11:21 そして30分かかりましたが、5つ目のピークは「新大日」です。標高1340m は大山より高 い ので、急登を乗り越えてきました。仮にも「表尾根」ですからね、丹沢本体の山は簡単には登 らせ てくれません。そういえば、この「新大日」から「長尾尾根」が派生していて「札掛」に出たこと があ りましたが、ヤマビルの猛攻撃にあって酷い目に遭いました。2021/09/25 の「メインテーマ @幕」 にコラムを掲載しています。


11:56 更に30分強で「塔ノ岳」に到達です。標高が高くなるにつれ、雨も音がする程になって、 雨 具は一切ないし、急登だし、辛い最後のピークでした。20日ぶりの「塔ノ岳」は平日雨で、こん なに 寂しい山頂は初めて。トイレだけ借りて、さっさと下山です。もう、来年まで来ません。


12:01 下山タイム記録の為のショットを撮りました。下山者少ないし、13:22 のバスに挑戦する  か! 前回の20日前は、7q 中、残り2.3q をランして1時間40分だった。そして、我が記録は1 時 間30分。1時間21分ならタスキが繋がる、勿論区間記録だ!
 前は、「トレールランニング・シューズ」をリュックに持ち運んでいて、走るタイミングで履き替え て いましたが、クソ重い登山靴やトレッキング・シューズの存在意味がいつの間にか無くなってし ま った。ここ10年来はトレラン・シューズで山行です。足裏や足先に自身があれば、これで充分。 槍 ヶ岳もトレラン靴で登りました。
 食後1時間半でクライマーズ・ハイが下山時に訪れた。20日前の時は残り2.3q 地点で30分の  余裕があったが、今回は20分だった、微妙だ! さすがに5q を60分でブレーキをかけながら駆  け降りるので、大腿部の衝撃が大きい。徐々に、足があがらなくなってきた。そして、つまづく。 前 から転倒、20日前と同じ様な場所だ。左太腿と膝を打った。痛くて立ち上がれない。それでも ビッ コで歩く。骨じゃないな、打撲だ。ここで踏ん張らないと、バスが行ってしまう。筋肉痛と打撲 痛で も再び走る。やっと、コンクリートの林道に出た。スマホの時計では、残り4分。今度は、靴ひ もが ほどけた。しかも、両足だ。長い靴ひもなので、非常に危険だ。それでも、「紐を結んでいな けれ ば、バスに間に合った」なんて後悔したくないので、ガニまたで紐を踏まないように走る。


13:24 バス停にバスは無かった。息も絶え絶えで自撮りして、タイムをチェックする。2分遅かっ  た。1時間23分のタイムは区間新記録だったが、タスキは繋がらなかった。そして、大倉のバス 停 から霞んで見える「ニノ塔」と「三ノ塔」。あそから登り始めて、グルっと戻ってきたのだ。バス停 前 には、何やら最近できた豆腐屋が。前は、ここは酒屋だったんだ。バス発車まで時間を持て 余し て、戦利品をゲットする。ここで瓶ビールも提供していたが、一刻も早くタンパク質を補いた いので 我慢した。









14:13 「負けないで」の接近メロが流れる渋沢駅ホームにて、牛乳の一気飲み。3分後、発砲信  号で立ち往生。原因は、2本先の先行列車が人身事故。


14:58 厚木駅で人身事故が起きたために、本厚木〜小田原の折り返し運転に。ロマンスカー の 乗客は強制的に伊勢原駅なんかで降ろされて、迷惑千万な話だ。本厚木駅は6両編成しか折 り 返しの退避ができないので、10両は全て運休。後続の急行が6両で、なんとか本厚木に辿り着 け た。「急行・本厚木」は珍しい表示だ。


15:05 山行後の一杯は、ジョッキー100円引きなので、「やきとり工房・本厚木店」を予定してい  たが、時間こそ30分遅れで乾杯。黒ラベルの生をオーダーしたつもりが、黒ビールかあ!何か 雰 囲気違うなあ。焼き鳥屋だけど、モツ煮とチリコンカンの肴とお通し。コロンボ警部が教えてく れた んだ、チリはクラッカーを砕いて、混ぜてスプーンで掬って食べるんだ。折角だから串も、こ れしか ない!シロコロだ。












 16:44 結構長居して飲んじゃった。朝撮った相武台前の駅で、同じショットを試みました。11時  間に及ぶ長い「山行&飲み」が終了です。もう、今シーズンは山行は行いません。ピクニック的な  山登りはするけど。
 2分差でタスキは繋がらなかったけど、転倒と靴ひものトラブルが無かったら繋がったかな?   ギリギリで繋がらなかったとしても、一斉スタートで出て行った選手(バス)は見送れたかもしれな  い。そして、更にだが、30分前のバスに間に合ったとなると、渋沢駅から乗る小田急線も30分前  だ。3本前と2本前の電車で人身事故に遭遇した、しない、にも関わってしまった。

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