メインテーマ・第2幕
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我が家で初めて購入した一眼レフ・カメラ。昭和50年頃だったと記憶しますが、親父に連れら
れて、オイラも新宿に付き合いました。新宿西口の「ヨドバシカメラ」で使い方等を散々店員さん
に教えてもらって、購入したのは同じ西口にあった「カメラのドイ」。1000円程安かったんです。と
ころで、「カメラのドイ」って最近聞かないけど、潰れたのかな?
一眼レフなので、レンズは別売りなんですよね。標準の単焦点レンズも、店員の思うままに勧
められてF値も1.2なんて高価なモノにしました。結局、親父は使いこなせなくて、ほとんどオイラ
のモノになってしまいました。
この「キャノンEF」の凄い所は「シャッター速度優先」だった事。当時のカメラは、ピントは当然
マニュアルだが、露出もマニュアルが当たり前でした。ASA100(ISO感度の事、オイラは今でも
ASAと言っています)のフイルムなら、晴れていれば、シャッタースピードは1/125か1/250、絞り
はf5.6かf8かf11と、フイルムの箱に書いてありましたね。曇りや室内じゃ臨機応変にf4とかf2.8
を使ったものです。「シャッター速度優先」とは、電子的な露出計が組み込まれていて、適正なf
値を自動で決めてくれたのです。ファインダー内にf値の針メーターがあるので、絞りを優先した
い時は、ダイヤルでシャッター速度を変えてやればいいのです。露出計は電子機器なので、ボ
タン電池が要りました。電池が切れても、シャッターは機械式なので切れますし、露出も従来通
りにマニュアルで設定すれば問題なかったです。因みに、AF機になって、フイルムも自動巻き
上げになってからは、バッテリー切れは致命的でした。シャッターが切れませんから。いざ、旅
行先でネ。悲惨さも想像できると思います。また、フイルム・カメラのあるあるですが、フイルム
がチャンとセットされていないと、巻き上げられないので、いつまでたってもフイルムが終らない
んです。こちらはもっと悲惨な状況で、旅行から帰って、撮ったつもりの写真が全て幻な結果な
んです。
この際ですからね、コムラーの望遠ズームもコラムにします。後編に続く。
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