メインテーマ・第2幕
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高校時代のワンゲルが懐かしくて登山を再開してから、もう12〜13年。山行のスタイルは当然
の助動詞で、「縦走」だ。『縦走』は尾根を伝っていくつもの山々を歩くこと。決して、トレイル・ラン
で走り抜ける訳ではありません。ワンゲル時代から、登山の基本中の基本が「縦走」で、累計標
高を重ねることで、足腰・心肺の鍛錬、そして登山の醍醐味と達成感を味わえます。一方で、「縦
走」の対義語ってないんですよね。単純に山頂に登って、次のピークに移らずに下山する事、言
わば単なる「登山」ですかね。
今は全く利用していないが、「ヤマレコ」にオイラの山行記録が生きていました。https://www.
yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-183436-data.html この山行記録の中にあります
ねえ、単純な「登山」が。「男体山」と「北岳」は標高差1000mオーバーなので許されるでしょうが、
「霧ヶ峰」と「大菩薩」は酷かった。あんなの山行じゃなくてピクニック、もしくはハイキングだ。ま
あ、オイラは登山バッチを集めていて、誰だってネットで買えば手に入るけど、山頂か登山口の
山小屋で買わないとねえ。サラリーマンとしては山行ごときで連休取るくらいなら、海外に行くか
ら、ついハイキング気分で百名山に登ってバッチをゲットしてしまいました。
と、言う事で縦走に標高など全く関係なし。累計標高差が重要です。「ヤマレコ」のサイトも、こ
の面倒な計算をしてくれるからありがたいのだけれども、年に僅かなシーズンを数回行う縦走の
レポートだけで年会費はバカらし過ぎる。新たなルートは、神奈川県内じゃもう歩き尽くして無い
し、ヤマレコは要らないや。
累計標高ですが、オイラは山の難易度の尺度を丹沢・塔ノ岳を基準にしています。大倉→塔ノ
岳の標高は290m→1491m。途中にピークは無いので、登り一辺倒で1200mを02:30〜03:00のタ
イムで登り切ります。休憩一回で10〜15分なので、タイムは休憩回数によって大分違います。オ
イラは、「堀山の家」まで無休憩、糖質補充して、「立花山荘」で水分補給です。堀山までに休憩を
入れちゃうと、ダラダラしてアウトです。因みに、富士登山の経験ありますが、富士宮5合目2380m
から登山開始したので、標高差は1396m。塔ノ岳に比べて200m高いだけ。昔から、登山で「100m
登るのに1時間」って言われてますから、富士登山の前日に山頂の山小屋泊をキャンセルしまし
た。この標高差なら、日帰りで充分過ぎますし、実際夕方4時には完全下山しちゃいました。
「縦走」は次から次へ、尾根歩きで更なるピークを目指します。と、いうことは折角登り詰めた標
高を台無しにしてまた下ります。重力と落下で、楽な下りを終えると、今度は新たな山頂への上り
坂です。繰り返しての登りはハッキリ言ってキツイです。なんか、長い人生そのものですよね。そ
んな「縦走」にも必ず最後のピークは訪れます。「このピークを過ぎれば、あとは下るだけだ!」が
最高に気分のいい、達成感の味わえる瞬間です。明日、大山の縦走に出掛けます。大山はダイ
センではなく、神奈川県の丹沢前衛の低山です。自家用車でヤビツ峠から、あるいはロープウェ
ーで下社から1時間半程で山頂ですが、「縦走」だと秦野駅から(曽屋)浅間山・権現山・弘法山・
(名古木)浅間山・念仏山・高取山・千畳敷山・浅間山・大山、そして下山地は「広沢寺温泉入り口
バス停」です。通年歩くコースですが、ヤマレコの記録だと2015年10月12日(月)、山行時間(休憩
含む) 7時間21分 、総歩行距離 30.7 km 、累積標高は登り 2,221 m 、下り 2,184 m と、丹沢本
体に入る前の準備登山です。丹沢は同じ縦走でも、傾斜がきつくなるので、疲労度は違います。
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