メインテーマ・第2幕
|
|
親にも学校の先生にも言われ続けてた小学生時代、「漫画を読むと馬鹿になる」って。だか
ら、満10歳になるまでは漫画なんて全く興味・関心ありませんでした。まあ、文学にも全く関心な
し、野球ばかりやって遊んでいました。
ある日の放課後、クラスメイトが「読み終わったから要らない、あげる」って週刊少年ジャンプ
をオイラにくれました。折り目の少ない新品同様の漫画本。家に帰って、表紙をめくると、新連
載・巻頭カラーのタイトルが。「灰になる少年・ジョージ秋山 作」だった。試しに読み始めた。主人
公の少年とは同年代だし、あっという間に引き込まれた。「何で?どうして?どうなるの?」って
時に「次週に続く」。これか! これが漫画本の策略か。
次週も、その友達にねだって借りたり、もらったり。だが、そう簡単に連載は終らせないのが策
略だ。いち早く続きを読みたいのならば、店頭で購入するしかない。当時、少年ジャンプの発売
日は火曜日だが、それは建前で月曜日に多くの書店で買えた。更に言えば、南林間駅そばの
薬局では日曜日の朝に、店頭に紐で束ねてあるジャンプをほどいてもらって、売ってもらったこ
とがありました。
100円もお金を出して購入して、1作品だけを読み続けるのはもったいなく、他の作品も読むよ
うになりました。因みに、「灰になる少年」の連載開始は1973年39号。その号の掲載作は以下で
す。51年経って覚えている作品は、1・2・5・6・7・8・9・12・14・15 です。
なんと、メルカリやヤフオクで当時のジャンプが売られているんです。5000円かあ、決して高く
はないけどなあ。裏表紙はナショナル自転車の「エレクトロボーイ Z」だって。当時で5万円もする
これ、買って貰ったんだよねえ。「なっ、何だったんだ! あのブームは? エレクトロボーイZ
2022/01/17」にコラム書いています。
オイラに漫画の面白さ・感動を教えてくれた「ジョージ秋山」さん。2020年5月にお亡くなりになり
ました。ストーリーは勿論、画のタッチも大好きでした。女性を色っぽく描くんですよね。
長年、オイラは「灰になる少年」を読み返したいと思っていましたが、1997年に文庫本として出
版されていました。まるでタイムマシンで小4の過去に戻ったみたいに、あの時のスリルとドキド
キが蘇りました。その時から、更に10年近く経ちました。また読み返そうかな?
|
|
|
|